タチアカネ

「タチアカネというソバがあるらしい」
というお蕎麦のタレコミをいただく。

タチアカネは、2009年に長野県の試験場で開発された新品種のソバ。
茎が丈夫で倒れにくいことから「タチ」、成長途中の実が茜色になることから「アカネ」と名付けられる。現在は長野県青木村のみで栽培され、「爽やかな香りとほのかな甘み、つるりとした喉越しが特徴」だそうです。

旧系統名は「桔梗3号」で、2010年3月26日に「そば農林6号」として認定。
「桔梗3号」は「臼田町在来(長野県佐久市)」から選抜された品種で、耐倒伏性が高く、茹で麺の色が優れる。生態型は中間秋型で、乳熟期に赤果皮になる個体が多い。
現在主流の「信濃1号」が耐倒伏性に劣るという課題を抱えていたため、そばの安定生産を図る目的で育成されたのが「桔梗3号」ですが、その耐倒伏性や茹で麺の色味、実が赤色になる特性を受け継いだのが「タチアカネ」
ということのようです。

ちなみに「信濃1号」は、「福島在来(会津在来)」系統から選抜された品種で、新品種の育成においては、「信濃1号よりも美味しいもの」というのが一つの目標になっているようです

青木村で本格的にタチアカネの栽培が始まったのは、開発から4年後の2013年、2025年で12年目。
ソバは、ミツバチなどの虫などを介して非常に交配しやすいので、品種を維持するためには、約2kmの隔離距離が必要とされています。
そのため、栽培には、その地域の合意が欠かせません。

小学校の授業で畑にソバを蒔きましたけど、周りを調査せずに気軽に育ててはいけない類の植物なんですよね😅

調べたところ、「道の駅あおき」でネット販売されていましたので、早速おとりよせしてみました。

道の駅おすすめ

青木村で限定栽培されたタチアカネの
爽やかな香りと豊かな風味を
是非ご家庭でもご賞味ください。

お粉の観察。

サイトに掲載されている商品画像に「石臼挽き」と書かれているのみで、原料の状態や挽き方などが一切書かれていない。

電話で話を伺うのも楽しみのひとつですが、
「行き当たりばったり」でいってみます。

袋を開けると甘い香りが、ぷわ〜ん♡
この、袋を開けたときの香りで、ワクワクゲージが上下するのですが、このお粉は爆上がり。

さて、期待してお粉に触れた瞬間、
「これは、やばい」の注意報が発令される。

アウェー戦なので、一般的な水切りザル(12メッシュくらい?)を通していますが、おおきな殻片が少し残るかんじ。

握ると多少固まるけれど、モロっと崩れる。
イメージは、玄ソバの粗挽き、30メッシュ?

気は抜けないので、万全を期して高山製粉さんの「一気加水法」でいきます。

お粉との対峙。

十割

配合十割 500g
加水率50% start → 60% fin
延し42×60cm
(約2.4mm厚、限界(汗)
切り1寸14〜15本くらい?
メモ加水率を上げると穏やかにはなるけれど、水気も出やすく、巻き延しすると割れる。
一見譲るようなそぶりを見せても、芯は生粋の粗挽き。

外二

配合ソバ粉500g:つなぎ100g
加水率50% start → 53% fin
※2回目55%にup。いいかんじ。
延し80×59.3cm
(約1.6mm厚目安
切り1寸20〜23本前後
メモつなぎを入れるだけで、粉の肌触りが滑らかに。
水回しからのくくりは、まとまりたいと言ってくる。
もっちりもっちり、滑らかな弾力で、しっかり押して練られる。
モチモチだけど、ヒビは入りやすい。